平安時代初期大同元年(806)に創建された青井阿蘇神社は、御祭神は健磐龍命(タケイワタツノミコト)・阿蘇都媛命(アソツヒメノミコト)・二神の御子神の国造速甕玉命(クニノミヤツコハヤミカタマノミコト)の三柱が祀られ開拓の神・生成発展の神として信仰されています。現在の社殿は1610年から4年の歳月をかけ造営されました。社殿群は独特な地方色の中に桃山期の華麗な装飾性を機敏に取り入れられ楼門の四隅には『喜怒哀楽』の表情を見せる鬼面がはめ込まれ『人吉様式』と呼ばれています。例大祭おくんち祭は人吉球磨最大の秋祭りであり、10月3日から10月11日まで斎行され、3日の半纏おろしで今年の火文字が楼門前に点火され祭りがスタートします。8日の夕刻から奉納される球磨神楽は国の重要無形民俗文化財に指定されており豊作祈願や自然界における様々な災いを祓い清めるための舞として代々伝承・継承されてきました。9日の『神幸式』は人吉市内の目抜き通りを神輿や神馬・獅子面・稚児など2000人が練り歩く一大イベントとなっています。
プロジェクトについて
青井阿蘇神社とは
プロジェクトを始める理由
平成20年6月9日の国宝指定以来、平成30年には目出度く10周年を迎えました。国宝指定10周年記念事業の1つとして、結婚披露宴会場や直会の会場として長年親しまれてきた『参集殿』を社務所・職舎を一体化させた建造物の建設を計画しております。本事業は悠久の歴史を誇り、これからも国宝としての風格を保ちながら信仰の聖地、そして地域共同体の心の拠りどころであり続けるため、加えて来るべき新時代への対応を考え、建築デザインを新国立競技場の設計などを手がける隈研吾氏に依頼、神社の繁栄のみならず、日本遺産人吉球磨『相良700年が生んだ保守と進取の文化』を冠する郷土の更なる発展に寄与するものと位置づけて取り組んでおりましたが、令和2年7月豪雨被害により神社も被害を受け、人吉中心部も甚大な被害を受けました。人吉のシンボルは青井阿蘇神社だと考えており、神社から元気に復興する姿を見せるために早期の建設着工を目指しております。その中でも青井阿蘇神社を知ってもらうには広報が必要だと考えております。
業務内容
● Yotubeチャンネル登録者を増加へ向けた動画制作
● おくんち祭の集客に向けた広報活動
私たちがつくりたい未来
人吉球磨地方は、熊本県の文化財の約3分の2を有する文化財の宝庫です。これは相良氏が室町から江戸にかけて数多くの社寺を建設したこと、さらに700年という間、藩主一族が変わらなかったことという特殊な地域性を表しています。青井阿蘇神社もその一つで社殿には華麗な彫刻が今も現存し、神仏習合を偲ばせる彫刻は南九州の近世社寺建造物に影響を与えたとされています。この相良氏が700年守り続けた人吉球磨。そして人吉のシンボルでもある青井阿蘇神社。
先人達から受け継いだものを大事に、決して途絶えることのないように後世に残していく活動をおこなっていきます。
募集情報
募集要項
募集条件 | 熊本豪雨や新型コロナウイルスの影響により職を失った方または収入の減少により生活困窮に陥った方。(面接時に離職票または収入が減ったことを証明する書類が必要となります) 年齢は18歳~44歳まで対象。 |
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期待すること |
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募集する人材 |
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勤務スタイル | 週14時間以内勤務 勤務日程については、調整可能 時給800円(月45,000円前後) |
任期 | 2ヶ月間〜3ヶ月間 |
交通費 | 本人負担 |
企業・団体概要
企業・団体名 | 青井阿蘇神社 |
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設立日 | 806年9月9日 |
代表者名 | 宮司 福川 義文 |
事業テーマ | 文化・伝統産業 |
事業内容 |
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業種 | その他サービス業 |
所在地 | 熊本県人吉市上青井町118 |
従業員数 | 9名(うち正社員5名) |
ホームページURL | https://aoisan.jp/ |